11月10日の写真

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撮影の仕事も多いので、ほぼ毎日カメラを持ち歩いています。
16GBのSDカードがすぐ一杯になるのですが、データの中身は99%以上が仕事で撮影したもの。よほどのことがないと個人的に写真を撮ることがないのです。

今日は珍しく仕事の合間に近くの公園へ。
紅葉が終わりかけでしたが、きれいでした。
DSC_0402
ハガキに印刷して、両親に送りました。


秋深し……
 

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昨年あるコンテストに応募したショートストーリーです。400字詰原稿用紙2枚以内でのエントリーでした。
選外でしたので、こちらにUPしてみます。禁則処理されないので、アホみたいな改行になっている部分もあります。ご容赦ください。


ピリオド

 ホールに入りきれないほどの旧友が、あの頃と同じように語り合い、笑っている。こんなに大勢の仲間が集まるのは、卒業式以来だ。
 ふと入口に目をやった瞬間、心が揺らいだ。彼女だ。歳月を経ても、ひと目でわかる。後ろから風が吹いたような、あの時と同じ感覚が蘇る。
 大学生活最後の夏、故郷での飲み会で彼女と再会した。寂れた商店街の向こうから歩いてくる姿を見たとき、僕の中で何かが動いた。数年の時を遡り、十七歳の自分がそこにいた。あの時、仲が良すぎて言えなかった思いは、ずっと胸の中に隠したまま。
 彼女しか見えなかった。パソコンも携帯もない時代、交換できるのは住所ぐらいだ。半年間の手紙のやりとりを経て、始まった交際。僕は内定を辞退し、帰郷した。ずっとそばに居たかったけど、幸せは長く続かなかった。僕達は親友のラインを越えてはいけなかったのだろう。彼女の心を苦しめて、自分も傷ついて、春が終わる前に別れた。
 あれから十数年。僕には本気で好きになれる人が現れなかった。彼女は幸せを見つけ、温かい家庭を築いたそうだ。「よかったね」格好をつけるわけじゃなく、純粋にそう思えた。心を傷つけるほどに苦しんだあの日々のことは、いまでも覚えているけど。その傷を乗り越えて、笑顔でいられるならそれでいい。
会場の喧騒から少しだけ離れて、僕は彼女に問いかけた。「生まれ変わって再び出会ったら、そのときは一緒になってよ」。小さく頷いてくれた。長かった恋心に、やっと終止符が打てた気がした。
 今でも時々、彼女宛てにメールを綴る。送ることなく消してしまうけど、その瞬間だけはあの頃のことを思い出す。駅裏の狭い路地、平屋の木造アパート、こたつの匂いと彼女のエプロン姿。何を食べたのかは思い出せないけど。
 

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件の文学部である。
第一回の録音の中で「予定調和」という言葉が度々出てきた。

「ロマンスは予定調和」。「永遠のゼロも予定調和」。こうくるだろうな、と思った(期待した)通りの展開や結末のことだろう。ハードロックの世界に例えれば「様式美」 にあたる言葉だと思う。

読書の習慣がない私が3冊の短編集を買った。文学部、あるいは来年の短編文学賞の勉強のためでもある。そのうちの一冊が浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」を含む短編集。大ヒット映画の原作が短編だったことを初めて知った。

「なるほど、予定調和っていうのはこういうことなのだな」 と実感すると同時に、大ヒット作には(特に映画やドラマにおいては)予定調和のストーリーが多いことにも気づいた。わかりやすさが読者や観客の感情移入を呼び込み、感動を生むのだろう。

文学部で追究していくものは予定調和とは反対のベクトルになるのだろう。だが予定調和の何たるかを実感しなければ、反対方向にも斜め方向にも進めない。成人してからの読書量が極めて少ない私であるが、これからは少しずつ、短編を中心に読み進めていこうと思っている。
 

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